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クイズ「シンナーについて」

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塗料Q&A

2021年05月21日

クイズ「シンナーについて」

プロ仕様のクイズです。

クイズ「シンナーについて」
塗料・塗装に関する問題
第10弾になります。





【問題】
溶剤系塗料使用時の
シンナーを混入する際の目的、方法について
正しいものを選択して下さい。



①適切な塗装粘度に調整する為



②㎡単価を安くする為



③適正な塗膜を作る為



④塗料に対して5割程度混入する









【回答】


①・③が正解となります。


①塗装機器や温度等の環境、
使用条件に対して適切な塗装粘度にする事


③溶解性や乾燥速度をコントロールして
適切な塗膜を形成する事



②・④は正しい使用目的・方法ではないため
適した希釈をしましょう。






【解説】

シンナーについて
どのような働きをしているのか・・・

油性塗料は主成分である樹脂と色成分である
顔料などを混ぜて作られ、そこに溶剤であるシンナーを加え、
塗料を一旦分解し、均一な塗膜を作ります。



シンナーで薄めた塗料を塗装面へ塗ると、揮発性の高いシンナーだけが蒸発し、
樹脂は塗装面にしっかりと密着して乾燥します。



シンナーにも種類があります。
使用頻度の高い
塗料用シンナーとラッカーシンナーについて
ご紹介したいと思います。



現代において主流として幅広く使われている塗料用シンナー
弱溶剤塗料向け
主成分は脂肪族炭化水素等、
シンナー臭というか灯油のような臭いがします。




ラッカーシンナー
強溶剤塗料向け
こちらの主成分は芳香族炭酸水素やアルコール等、
塗料用シンナーより溶解力が強く、

乾燥が速い特徴があり、特有の臭気、いわゆるシンナー臭がします。



注意点として見た目には変化はありませんが、選択を間違えますと、混ざらなかったり、
塗装面の基材や旧塗膜を溶解してしまう場合があります。

必ずそれぞれに合ったシンナーで希釈するようにしましょう。



また、ウレタン樹脂塗料や、エポキシ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料などは、
それぞれの塗料に適した専用のシンナーがあります。
こちらも、適した選択をしないと同じような現象が起きたり、正常な塗膜を形成出来ない事があるので注意して下さい。
使用する塗料と同じシリーズとして用意されているシンナーを選択しましょう。




いかがだったでしょうか?




塗装時の
ご参考にして下さい。


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