塗料・塗装に関する問題
第12弾になります。
【問題】
塗膜のブラッシング現象(白化・かぶり)について
正しいと思われる番号を全て選択ください。
①夏場にリターダーシンナーを用いると起こりやすい。
②冬場の日暮れ前に塗装すると起こりやすい。
③湿度の低い塗装環境下で起こる。
④塗膜の乾燥工程で起こる。
【回答】
②・④
【解説】
塗膜が未乾燥状態の時に、降雨や、結露、霧などの水分影響で、
塗膜表面が荒れて艶がなくなり、白ぼけて見える現象を指します。
したがって、結露が起こりやすい環境は注意が必要です。
例 湿度の高い時期・寒暖の差が激しい・風通しが悪い・日の暮れる直前の塗装など
また、塗膜の溶剤が急激に揮発する場合、蒸発潜熱が発生し、
熱が奪われるので、目に見えないような表面結露が起こる。
この場合は、急激な溶剤揮散を避けるため、リターダーシンナーを使って、
乾燥を遅くコントロールすると良いです。
いかがだったでしょうか?
塗装時のご参考にして下さい。
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